こんにちは、道玄坂学徒です。
早いもので、公務員を辞めてから一ヶ月半もたちました。
だいぶスローライフにも慣れて来たのですが、会社を辞めてから頭が痛い問題があります。それが税金と社会保障費の高さです。
それもそのはず、これまで会社が半分ずつ払ってくれていた国民健康保険料を全て自分で払う必要があるので、倍の金額を納めなければならないのです。
日本の社会制度というのは巧妙に社畜化を推進しているというのがこんなところからも垣間見得ますね。
1.生活費の4分の1が税金で持っていかれる現実
いや〜、覚悟はしていたんですが、生活費の内訳をみると本当に愕然とします。
住民税:1万7000円
国民健康保険:2万5000円
国民年金:1万6000円
合計5万8000円
学徒の場合は月に20万円程度で生活しているのですが、6万円弱が税金として持っていかれてしまうのです。ここに所得税とか、消費税とかもろもろ積んでいくと最終的にはいったいどれほどの税金を払っているのでしょうか。はぁ。。。
税金からお給料を貰っていた元公務員の学徒でもため息が出るのだから、国民の怒りが公務員の給与の高さに行くのも当然ですよね。
2.サラリーマンとして稼いだら負け
高齢化が急速に進む日本において、今後社会保障費は上がって行くことはあっても下がることは絶対にありません。
そして、その煽りを一番受けるのが年収600万〜1000万円くらいの人たちです。
これくらい貰っている人たちは、よほど特殊な技能の持ち主でもない限りたくさん残業をすることでたくさんの年収を貰っている人たちです。
しかし、朝早くから深夜まで一生懸命働いた結果としてもらえる大切なお給料の約4分の1を税金として持っていかれるという現実!
よくこんな状況で暴動が起きないなぁと学徒はとても不思議です。
一般的には年収600万〜1000万円の層は勝ち組と言われているけれど、税金として国に搾取されている率を考えると果たして実態は勝ち組と言えるのか疑問ですね。
まさにサラリーマンとしてなら「働いたら負け」というのは本当かもしれません。
なお、自営業とか会社を経営している人は、税金を払う額を最小化するために税理士に相談して計画的にやりくりしているので、同じ年収でもサラリーマンほど搾取されることは少ないようです。
3.大切な税金はどこへいく?
さて、ここで問題です。これだけ日本のサラリーマンが一生懸命納めてくれた税金はどのように使われているのでしょう?
①公務員の給与になる
学徒は元公務員なので、たいした仕事をしていないベテラン公務員に高給が支給されているのを目にしてきました。
職員の給与を担当していたこともあるので、全年齢の全職級の給与を把握していますが、「なぜあの人にこんなに給料が払われているのか!!」と同じく公務員である学徒でさえ憤りを覚えるような給与が支給されていたりします。本当ですよー。
こうやって国民の血税は無駄にされて行くんだなぁと思ったものです。
②不要な道路や謎の記念館が作られる
このあたりは政治家も絡んでくる話なのでややこしいですが、議会の中でどさくさに紛れて急に謎の予算が通過することは時々あるそうです。学徒は詳しく分からないですが。ただ、地方に行くとある誰が使ってるんだろう?って施設を見ると税金の無駄遣いの香りを感じることはありますよね。
また、予算を使い切るという慣習は昔ほどでもないにせよ今もあるみたいです。普通の会社なら必要ないものを買うくらいなら、翌年度に繰越すわけですが単年度ごとに予算を通す公務員のような組織ではそういう発想になりやすいみたいですね。
③社会的弱者に再分配される
これはまぁ無駄遣いとは言わないですが、事実として社会保障費という名前がついた再分配が行われていますよね。
税金の目的の一つが、富の再分配にあるので当然の仕組みではあります。
しかし、たくさんお金を払っている人にとってみては自分のお金が吸い取られて、自分以外のところに使われているというのはちょっと複雑な思いがあるのも事実でしょう。
4.会社を辞めてニートになろう(笑)
これらの税金の再分配の仕組みを検討した上で考えると、意外と年収を低く抑えるというのは効率的な生き方であるということが分かってきます。
つまり年収が低いと、
①納める税金が少ない
②その割に社会インフラは平等に使える
③場合によったら再分配される
なんて効果があるわけです。
そうだ、あなたも会社を辞めてニートになろう!(笑)
というのは冗談ですが、少なくとも長時間労働の先にある年収600万〜1000万円という生活がそれほど幸福では無さそうな気がして来ませんか?
ニートは冗談としても、学徒のオススメは手に職をつけた上で会社を作るか、フリーランスという生き方をすることです。働く量や稼ぐ金額を自分で決められるので、「もうこれ以上稼いでも税金で持っていかれるだけだからいいや」と思ったら働く時間を減らせばいいのです。
最近ではプログラマでも寿司職人でもなんでも短期間で効率的に勉強できる環境が整って来たので、今すぐでなくても、長期的な思考に基づいて自由な生き方を検討してみてはいかがですか?