30代から始めるプログラマー生活

地方上級公務員を辞めて30歳からITエンジニアになりました。

お金を稼ぐ方法は無限なようで実は限られている?

お金を稼ぐ方法は考えればいろんな方法があると思います。一番典型的なのはどこかに就職して働くことですが、それ以外にも投資をしたりビジネスをしたり、最近だとITを作ってアフィリエイトやユーチューバーなどの稼ぎ方も出てきました。

 

しかし、結局のところそれなりの大学を出てそれなりの企業に就職した人間にとって、サラリーマンとしての本業をしのぐほどの額を定期的に稼ぐのは非常に難しいというのが実際のところだと思います。

 

まず、投資はある程度の資本が蓄積しないと大きく稼ぐことは出来ません。仮に1000万円貯めたとしても年率4%で運用した場合、年間の収益は40万円です。これが3000万円になっても年間収益は120万円なのでそれなりの金額とはいえサラリーマンとしての収入にはまだまだ届きません。
高いリスクをとってギャンブルのような投機をすれば短期間で資産を何倍にもする可能性はありますが、その分元本を減らしてしまう可能性も高くなると思います。
なのでまだ大きな資産を持たない若手の人にとって、投資というのは基本的にはコツコツ貯金をしながら20年後、30年後にしっかりとした資産形成をするためのものと認識した方が良いと思います。

 

次に起業を考えてみます。
起業と言ってもありとあらゆる業種がありますが、専門的な能力を持っているわけではなく、さらに起業するための資本が限られている一般人にとって、参入できる事業というのは必然的に限られてきます。

 

ぱっと思い付くのが飲食店で、よく脱サラしてラーメン屋を開業したいというような夢を持っている人がいますが、飲食店は参入障壁が低いため競争が激化して利益マージンが低いわりに店舗を出すために大きな初期投資が必要なので1度参入してしまったらなかなか止められないという苦しみを背負う可能性もあります。それだけのリスクをおかして飲食店を出した結果、無事に生き残る事が出来たとして果たして有名企業に勤めるサラリーマンの収入を越えることが出来るのでしょうか?もちろん複数店舗出すような人気店になれば別ですが成功するのはほとんど才能と運のような気もします。

 

こう考えると多くの資本を持たない若者が起業するには既存のビジネスの効率性を上げたり新しいテイストを加えてヒットさせるか、今までにない全く新しいビジネスモデルを作成させるかしかない訳で、失敗すれば取り戻すのが難しい日本で優秀な学生たちが起業ではなく安定した高収入を見込める大企業への就職を目指すのは当然の流れのように思えます。

 

経済学の中で確実性等価額という概念があって、期待値が同じなら確実な方が高い価格がつくという考え方ですが、起業についても同じで起業して大きな成功が見込めそうなら高いリスクをおかしてでも挑戦する人は出てくるでしょうが、リスクをとって成功してもサラリーマンの収入+アルファぐらいしか得られないなら、安定してお金をもらえるサラリーマンをしながら副業で稼ごうという考えはある意味で合理的なようにも思います。

 

学徒は才能がないのか、何とか上手くいきそうなビジネスを考えてはいるのですがなかなかいいアイデアが思い付きません。これだと思うものがあればやってみたいのですが、なかなかサラリーマンを止めてまでリターンが得られるようなビジネスやそれほどの情熱を掻き立てられるような事が今のところないのが現状です。

 

いつかそういうものに出会ったときに二の足を踏んでしまわないように常に勉強したりお金を貯めたり気持ちを落とさないようにしたいなぁと思います。
 
 
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