こんにちは、学徒です。
今回はサラリーマンの生涯賃金の限界を考えてみたいと思います。
考えをシンプルにするためにいろいろあり得ない設定をしますがご容赦を。
20歳から60歳まで40年勤務するサラリーマンがいるとします。40年間年収は一定で毎年1000万円もらうとします。
すると、このサラリーマンの生涯賃金は
1000万円×40年=4億円です。
新卒からいきなり1000万円もらうことはもちろんあり得ないですし、年を取れば1000万円以上もらう人はもちろんたくさんいますがあくまで例えです(笑)。
税金や社会保険料を仮に3割として、可処分所得は収入の7割だとすると、
4億円×70%=2億8000万円です。
仮に月に20万円支出して生活していたとすると、年間240万円です。これを計算しやすいように年間250万円の支出で生活していると近似して、40年間の生活費を算出すると、
250万円×40年=1億円です。
生涯の可処分所得から支出を引くと手元に残るのは、
2億8000万円-1億円=1億8000万円です。
1億8000万円が多いと思う人もいれば少ないと思う人もいると思います。ちなみに学徒は少ないと感じています。
20歳から年収1000万円というあり得ない設定でも1億8000万円くらいが限界なのです。
今回、月に20万円で生活という設定でしたが、実際に年収1000万円の人はもっと生活水準を上げているでしょうから実際は貯蓄額はもっと下がるでしょう。
一般的には生涯賃金3億円あれば高所得に入ると思いますが、その場合だと可処分所得が2億1000万円で支出を抜くと1億1000万円となります。
このことを考えると生涯賃金3~4億円の人であっても1億円近く貯めることはとても大変です。それ以下の収入の人にとってはほとんど不可能なわけです。これが普通のサラリーマンの限界です。
これ以上を稼ごうと夢見るなら仕事を頑張るという以外の道を探らなければなりません。
それは仕事とは別のビジネスを起こすことかもしれないし、投資で増やすということかもしれません。
学徒はこの限界を突破するために頑張っていきたいなぁと思います!